Adobe Illustratorのテキスト抽出スクリプトAiEpsTextExport バージョン4.2をご紹介いたします。
このバージョンはテキスト抽出の順番などをより分かりやすくまとめられるように、グループの入れ子構造を維持しつつグループでソートできるようになりました。
例えば図のようなAIファイルがあったとします。左右見開きでそれぞれに文章、表、図などがレイアウトされていると想像してください。
Illustratorのグループ構造
グループ構造のイメージ図
枠の色が同じ階層のグループになっています。グループの入れ子構造に従って左上から順番に書き出せるようにグルーピングしていますが、以前のバージョンを使ってこのまま「上から順に書き出す」と次のようになります。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<root xml:space="preserve">
<item id="17">1</item>
<item id="14">5</item>
<item id="15">6</item>
<item id="6">7</item>
<item id="7">8</item>
<item id="10">9</item>
<item id="19">2</item>
<item id="20">3</item>
<item id="21">4</item>
</root>
今までのバージョンでは入れ子になったグループのソートに対応しておらず全て独立したグループとしてソートしています。
バージョン4ではグループの入れ子構造に従ってグルーピングしたとおりの数字順に抽出できます。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<root xml:space="preserve">
<item id="17">1</item>
<item id="19">2</item>
<item id="20">3</item>
<item id="21">4</item>
<item id="14">5</item>
<item id="15">6</item>
<item id="6">7</item>
<item id="7">8</item>
<item id="10">9</item>
</root>
このようにバージョン4ではグループを使って抽出するテキストの順番をより細かくコントロールすることができるようになりました。例えば1つのアートボード上に見開きページがあり、グラフ、表、地図、テキストなどがある場合それぞれをグループ化し、ページ全体をグループにまとめることでテキストをまとまった状態で抽出できるようになります。
バージョン4はバージョン3をお使いいただいているユーザーの皆様には無償でアップグレードいたします。
購入方法や価格など詳細についてはこちらをご覧ください。
AiEpsTextExport バージョン4.2