Adobe Illustrator/InDesignテキスト抽出・置換スクリプト

Adobe IllustratorやInDesignのファイルからテキストを配置順に抽出し、テキストを翻訳(編集)後、抽出したテキストと入れ替えることができます。これらのスクリプトの中で、まずイラストレーター用を販売しています。(インデザイン用にご興味のある方はご連絡ください)

Adobe Illustrator スクリプト AiExpExport 3.0

【重要・注意】ver3は、ver2の不具合対応し、さらに機能を追加しています。データはver1 と互換性があります。

【価格改定のお知らせ】主に開発コスト回収のため販売価格を5月から改定いたしました。

※ ver3の新機能については、こちらのブログをご覧ください。

イラストレーターからテキストを抽出します。eps, ai形式に対応しています

位置順で抽出します

テキストを位置順で抽出するのが大きな特徴です。開始位置を上・右・左から選ぶと、その方向の順番にそってテキストが並びます。

従来ですとテキストの並びは内部データの順番で、バラバラでした。本スクリプトでは、位置順なのでCATツールで翻訳する時に、場所が簡単に分かります。いちいち作業本ファイルと比較して場所をチェックする必要はありません。

オプション

  1. 非表示のテキストを抽出する
    表示/非表示で抽出するテキストを選択できます。
    デフォルトでは表示されているテキストのみを抽出しますが、「非表示のテキストを抽出する」にチェックを入れると非表示のテキストも抽出されます。
  2. ロックされたテキストを抽出する
    デフォルトではロックされているテキストは抽出しません。「ロックされたテキストを抽出する」にチェックを入れるとロックされているテキストも抽出されます。
  3. アートボード毎に書き出す
    「アートボード毎に書き出す」にチェックを入れるとアートボード毎にテキスト抽出できるようになります。そうするとアートボードを使用している場合のテキスト処理の効率が格段によくなります。
  4. 改行ごとにテキストを分ける
    デフォルトではテキストフレーム単位でテキストを抽出しますが、「改行ごとにテキストを分ける」にチェックを入れると改行ごとにテキストを区切って抽出されます。
  5. アラートを表示しない
    アラートが表示されて処理が中断しないように、アラートを表示しないようにすることができます。

またテキストを抽出したとき先に抽出したファイルがあるときはファイル名の最後の括弧内に数字を入れて上書きしないようにしました。

テキストの書き出し方は、ファイルごと、アートボードごとに複数のファイルを書き出す方法と1つのファイルにまとめて書き出す方法を選択することができるようにしました。

一括抽出・置換が可能です

抽出・置換を複数ファイルに対して一括で行えます。もちろん開いているファイルに対しても行えます。100ファイル以上でもスムーズに置換できます。

テキストを抽出したファイルに、戻す目印を記録しているので、一括置換に必要なのは「置換するファイル」「置換するテキスト」の2つだけです。両者のファイル名が拡張子を除いて同じであれば置換します。

「Illustratorファイルを指定」しテキスト一括置換した場合のファイルの閉じ方もオプションで選択することができできます。

抽出形式は選択可能

xmlの他テキスト形式でも出力できます。この形式は抽出したテキスト・置換するテキストを同時に表示するので、CATツールを持っていない方や、簡単な置換処理をしたい場合に最適です。

詳細情報(仕様等)

プログラム形式:Illustrator スクリプト
    # Illustratorのスクリプトフォルダーに置いて使用します。
対象プログラム:Adobe Illustrator CC (Mac版、Windows版)
    # CS6以前では使えません。

対象ファイル:.ai, .eps

特徴:

上・左・右から順に取得
 テキストボックスの取得位置を設定します。

開いているファイルを書き出す
 Illustratorで現在開いているファイルのテキストを書き出します。

処理後ファイルを閉じる
 処理後ファイルを閉じます。

出力形式

  1. XML形式
    翻訳支援ツール(CAT)での翻訳を想定しています。
    XMLをAdobeScript_Excel-XML(バージョン1.3、Windows版)を使ってエクセルファイル形式に変換することもできます。
  2. テキスト形式
    Wordなどで翻訳できるText形式で書き出します。

複数ファイルに対応
 複数ファイルを選択して書き出しができます。また複数のファイルを1つのファイルにまとめることもできます。

価格:

  1. アドビ イラストレーター用テキスト抽出スクリプト(単体)
    18,000円(税別)
  2. アドビ イラストレーター用テキスト抽出スクリプト+XML⇔Excel変換ツール
    20,000円(税別)
  3. エクセル変換ツール(アドビ イラストレーター用テキスト抽出スクリプトを既にお持ちの方のみ)
    3,500円(税別)

サポート:基本的にユーザーの皆様には無償でアップデートを提供します。

3.0へのアップグレードは無償です。全てのユーザーに3.0へのアップグレードをお勧めします。この後のサポート対象は3.0以上になります。

製品への問い合わせ、見積もりのご依頼や購入の申し込みは 問い合わせメールにてご連絡ください。

注意点:

常に多くのサンプルでの検証行い、テキスト抽出の精度を高める必要があると考えておりますので、開発にご協力いただければと思います。将来的に大幅な機能の追加等が発生した場合は有料にてアップグレードとなる場合がありますが、これまでアップグレードも無償で提供しています。

スクリプトですのでトライアルはご用意できませんが、サンプルをご提供いただければテキスト抽出したファイルをお送りすることは可能です。