Groupshare Serverで翻訳メモリーやOrganizationの名前に使うとエラーになる文字があることを知っていますか?
「&」と「#」2文字が、そうなんです。
翻訳メモリーの場合、
「Index was outside the bounds of the array.」
のエラーが表示され、次にはTrados Studioで開けなくなったりします。
実は以前から存在する不具合ですが、これらの文字を知らないで使ってエラーに遭遇すると結構焦ることになりますので、今回ブログで取り上げることにしました。
詳しい説明はSDLのナレッジベースサイト(英語です)にアクセスしてみてください。
http://producthelp.sdl.com/kb/Articles/5200.html
KB #5200 | Error message in SDL Trados Studio: Index was outside the bounds of the array
こちらに現象の説明と解決方法が書いてありますが、解決方法だけは、ここにも書いておきましょう。
解決方法
- ウェブブラウザでSDL Studio GroupShareにアクセスします。
- Organizationや翻訳メモリーで「&」や「#」を使っている名前をみつけ、その文字を削除します。
- Trados Studioを開いていたら閉じます。
TranslationMemoryRepository.xml
が次の場所にあるので、探します。- Studio 2011の場合: C:\Users\[yourusername]\AppData\Local\SDL\SDL Trados Studio\10.0.0.0
- Studio 2014の場合: C:\Users\[yourusername]\AppData\Local\SDL\SDL Trados Studio\11.0.0.0
TranslationMemoryRepository.xml
を例えばTranslationMemoryRepository.xml_OLD のように変更します。
- Trados Studioを開いて解決したかどうか確認します。
以上
将来的には、修正するということですが、今のところは翻訳メモリーやOrganizationの名前には「&」と「#」は使えないと覚えておいてください。
T
GroupShare Serverで使うとエラーになる2つの文字