InDesign や Illustrator などから表示順にテキストを抽出できるようになりました。
今まで、InDesign のファイルを Trados で読み込んだり、Illustrator のテキスト抽出をしたりすると、テキストが順番どおりになっていないのでテキストの実際の位置がわからず文脈がつかみにくいといわれておりました。テキストを抽出すると、訳文との差し替えも自動的に処理できるため、後処理のDTPはやりやすという利点があるのですが、翻訳時はやりにくいというわけです。それで翻訳の前に手作業でテキストを表示の順番に並べ替えたり、抽出したテキストに順番を表す番号をつけたりする作業をすると、そこに手間がかかるので何とかならないかと。
ということで、検討したところ表示順にテキストを抽出できるようになりました。
もちろん抽出したテキストを翻訳した後、元のテキストとの差し替えも自動的に行えます。
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ご利用のパターンとしては
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弊社にご依頼いただく
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各アプリケーションの自動処理を実現するスクリプトを御社で使っていただく
を考えております。
1の場合は、従来どおり翻訳サポート案件としてご依頼いただければ表示順テキスト抽出のために追加料金は発生しません。
2の場合は、スクリプトを購入していただくことになります(販売価格はお問合せください)。
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弊社の利点としては、
抽出するテキストの形式など、ご要望に応じてスクリプトをカスタマイズできること。
例えば、エクセルで翻訳するのでCSV形式で抽出してほしいとか、Trados や memoQ などの CAT ツールを使うので XML で抽出してほしいとか、抽出後の処理に合うようにできます。
抽出の順番を「左上から下へ」あるいは、「右上から下へ」などと変更することもできます。
複数ファイルに対応、グループ別にテキストを抽出も可能です。
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トランジェンはプログラムに翻訳処理を合わせるではなく、翻訳処理にプログラムを合わせるようにできるのです。
ご不明の点は、お気軽にお問い合わせください。
また、案件のご相談、見積もりのご依頼もお待ちしております。
InDesign や Illustrator などから表示順でテキスト抽出