こんにちは。トランジェンのHです。SDL Trados Studio 2015がリリースされました。かねてから注目されていた機能「訳文ファイルからの更新」を試してみました。これは訳文の変更をsdlxliffに自動で反映できる機能です。2015より前のバージョンでは同じことをするのに手作業で行う他ありませんでした。自動化できれば大幅に作業時間が短縮できます。そのため期待が高い機能できした。

実際に試してみました

今回はインストール時に初めからあるサンプルプロジェクトで実験してみました。
テストファイルを開いてみます。

screenshot.5

原文と訳文のペアが表示されました。

訳文の生成をします。

screenshot.6

これで訳文の生成がされました。

それでは、ここで訳文ファイルに対して直接編集をしてみます。

今回は TEST という文字をタイトルに加えてみました。

screenshot.7

実際に「訳文ファイルからの更新」機能を試してみましょう。

screenshot.8

該当ファイルを右クリックして「一括タスク」から「レビュー済み訳文ファイルからの更新(変更)」をクリックします。

screenshot.9

「次へ」をクリックします。

screenshot.10

「追加」から「特定のレビュー文書」をクリックして、変更した訳文ファイルを指定します。

screenshot.11

タスクが完了しました。

では実際に変更は反映されたのか、見てみましょう。

該当ファイルをクリックしてみます。

screenshot.13

訳文ファイルで追加した「TEST」の文字がエディタ画面上に紫色で追加されていました!

この変更を確定するには、

screenshot.14

リボンUIから「反映」をクリックします。

screenshot.15

これで変更が確定されました。

新機能を試してみて

今までは想定される作業量の膨大さから、こうした訳文に対する変更をsdlxliffに適用する作業はなかなか気軽におこなえるものではありませんでした。Trados Studio 2015の新機能は、この変更を今までとは比較にならないほど気軽におこなえます。今までよりも更に翻訳メモリーの質が一段と向上するのではないでしょうか。そんな期待と予感を抱く機能でした。

SDL Trados Studio 2015 新機能「訳文ファイルからの更新」を試してみました
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